ソニーからα7RM3と同時期に、もう1機種が発売されます。
フルサイズミラーレスの最高峰と現時点では位置づけをしているようで、プロの方も使用できることを考えて作られているのがILCE-9です。
αシリーズとしては「α9」となっています。
スペックを見てみましょう。
カメラ有効画素数 | 約2420万画素 |
総画素数 | 約2830万画素 |
スイングパノラマ | No |
14bit RAW 出力 | Yes |
非圧縮RAW | Yes |
ピクチャーエフェクト | 8種類: トイカメラ(ノーマル、クール、ウォーム、グリーン、マゼンタ)、ポップカラー、ポスタリゼーション(カラー、白黒)、レトロフォト、ソフトハイキー、パートカラー(R/G/B/Y)、ハイコントラストモノクロ、リッチトーンモノクロ |
クリエイティブスタイル | スタンダード、ビビッド、ニュートラル、クリア、ディープ、ライト、ポートレート、風景、夕景、夜景、紅葉、白黒、セピア、スタイルボックス1-6 (コントラスト<±3段階>、彩度<±3段階>、シャープネス<±3段階>) |
ダイナミックレンジ機能 | 切、Dレンジオプティマイザー (オート/レベル設定 <Lv1-5>)、 オートHDR (露出差オート/露出差レベル設定 <1.0-6.0EVの間で1.0EVごと6段階>) |
動画記録方式 | |
ファイル記録方式 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4 |
圧縮形式 | XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264 AVCHD: MPEG-4 AVC/H.264 MP4: MPEG-4 AVC/H.264 |
フォーカス | |
検出方式 | ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
検出素子 | Exmor RS CMOS センサー |
測距点数 | 35mmフルサイズ時:693点(位相差検出方式)、FFレンズ装着かつAPS-C読み出し時:299点、APS-Cレンズ装着:221点/25点(コントラスト検出方式) |
検出輝度範囲 | EV-3-20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
その他の機能 | 動体予測、フォーカスロック、静止画AF被写体追従感度、縦横フォーカスエリア切替、フォーカスエリア登録機能 |
露出制御 | |
ISO感度 | [静止画] メカシャッター時: ISO100-51200 (拡張:下限ISO50、上限ISO204800)、 AUTO (ISO100-6400、上限/下限設定可能)、電子シャッター時: ISO100-25600 (拡張:下限ISO50)、 AUTO (ISO100-6400、上限/下限設定可能)、[動画] ISO100-51200相当(拡張:上限ISO102400)、 AUTO (ISO100-6400相当、上限/下限設定可能) |
フリッカーレス撮影 | No |
ファインダー | |
形式 | 1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー |
総ドット数 | 3,686,400 ドット |
視野率 | 100% |
倍率 | 約0.78倍(50mmレンズ、無限遠、-1m) |
アイポイント | 最終光学面から約23mm、接眼枠から約18.5mm (視度-1 m) (CIPA規格準拠) |
液晶モニター | |
形式 | 7.5cm(3.0型) TFT駆動 |
タッチパネル | Yes |
ドット数 | 1,440,000ドット |
角度調整機能 | カメラ背面に対して 上約107°、下約41° |
シャッター | |
形式 | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
シャッター速度範囲 | [静止画・単写] メカシャッター時:1/8000-30秒、バルブ、オート時:1/32000-30秒、バルブ、電子シャッター時:1/32000-30秒、 [静止画・連写] オート時:1/32000-1/8秒、 電子シャッター時:1/32000-1/8秒、 [動画] |
サイレント撮影 | Yes (電子シャッター) |
手ブレ補正機能 | |
方式 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) |
補正効果 | 5.0段(CIPA規格準拠。ピッチ/ヨー方向、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時) |
連続撮影速度 | AUTO/電子シャッター時: Hi:最高約20コマ/秒、Mid:最高約10コマ/秒 、Lo:最高約5コマ/秒メカシャッター時: Hi:最高約5コマ/秒、Mid:最高約5コマ/秒 、Lo:最高約2.5コマ/秒 |
電源 | |
使用電池 | リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100 |
静止画撮影可能枚数/時間 | ファインダー使用時:約480枚 液晶モニター使用時:約650枚 (CIPA規格準拠) |
実動画撮影時 | ファインダー使用時:約105分 液晶モニター使用時:約120分 (CIPA規格準拠) |
質量(g)(本体のみ) | 約588g |
外形・寸法 | |
外形寸法 | 約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 63.0(奥行き)mm (グリップからモニターまで) |
主な機能をまとめてみました。
センサーの進化により、連写中でもブラックアウトをすることなく撮影が可能となっていたり、電子シャッターを使用した場合にはシャッター速度1/32000秒を可能としています。また、静音撮影も可能なのでイベントのときなど、撮影したいけれども静かにしないといけない場面での活躍が期待できます。
連写性能は最大20コマ/秒となっていて、子供が動いているときにもフォーカスを追従しつつ連写が可能となり、失敗作が減ることが予想できます。
オートフォーカス機能は、画面の93%をカバーするほどの広範囲で検出可能となっているので、画面に入れることが出来ればフォーカスが可能となっています。被写体を真ん中に合わせながらの撮影は難しいですが、画面に入れることは難しくないと思います。
個人的に助かると思われるのが、録画ボタンの位置です。
普通にカメラを構え、撮影をしている場合、人差し指で写真撮影をしつつ、親指の位置の録画ボタンを押してビデオ撮影。その後また写真撮影。というようなスムーズな撮影が可能となっています。
僕が使用しているα7 IIでは録画ボタンが変な位置にあるため、構えたまま録画ボタンを押すことはとても難しいために、C3ボタンに録画ボタンを割り当てています。
↓α7II
α9ではそのようなことをする必要がなさそうです。
α9では11か所のボタンをカスタマイズすることが可能なので、自分自身の使いやすいように設定を変更できます。
↓α9
バッテリーはα7RM3と同じバッテリーを採用していて、前モデルよりも約2.2倍の容量となっているため、撮影可能枚数が増えている点も魅力的ですね。
別売りで、縦位置グリップ VG-C3EM、リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100、HVL-F60Mなども購入すると、撮影範囲が広がりそうです。
縦位置グリップ VG-C3EMは他モデルと同様に、本体からバッテリーを抜き、グリップ側にバッテリーを2個入れて本体に取り付けるようになっています。この作業がちょっと面倒なので、個人的にはバッテリーグリップに1個だけバッテリーを入れて本体に取り付けられるといいのですが、難しいのでしょうか?
HVL-F60Mは欲しいのですが、それなりのお値段ですよね。でも、これがあると撮影範囲が広がりもっと楽しめそうなのですが・・・。
プロ仕様を標準と考えているのか、色々と拡張性はあるようですが、素人が使うには高スペック過ぎるようにも思います。
個人的には、スペックを素人用にしていただき、外観はそのままで「α7III」あたりを出してくれると嬉しく思うのですが・・・。
時期的にはもうそろそろ「α7 II」の後継機が出てもいいようにも思いますが、どうなるのでしょう?
価格はスゴイですが機能もスゴイα9。
購入できるのであれば購入したい機種ですね。
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