単焦点レンズで背景ボケの写真を撮れるようになってから楽しく撮っているのですが、子供が寝そべって遊んでいる写真を撮った時に、顔の部分にピントを合わせて撮影をしたのですが、足の部分はボケている写真が出来上がりました。
(子供撮影では、瞳にピントを合わせるのがいいようですが、遊んでいる最中にサッと撮っているので、そこまで正確には出来ないために「顔の部分」と表記しました)
背景ボケの写真はいいのですが、出来れば子供の体はクッキリさせておきたかったのです。
手前にある遊んでいるおもちゃもどうもクッキリしていないこともありました。
これを防ぐには「被写界深度」というのを知らないといけないようです。
被写界深度とは?
ピントが合っていると思われる部分の距離が被写界深度ということみたいです。
「浅い」「深い」などと使うようです。
単焦点レンズでは、F値が小さいことがあります。
光を多く取り込めたりして便利なのですが、反面この被写界深度を知らないと、僕のように顔だけはハッキリしてるけど、遊んでいる手元とか玩具、足のほうはボケている写真になってしまいます。
意図してそうしているのなら構いませんが、全身と玩具はクッキリさせたいと思ったら考えないといけません。
単純に書くとF値が小さいと被写界深度が浅く、F値が大きいと被写界深度が深い、とのことです。
計算をしてみる
実際に被写界深度を計算できるサイトがあります。
僕が所有しているマイクロフォーサーズのG1にLUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.で撮影を考えます。
- まずはセンサーサイズを選択。4/3のところを選択。
- 被写体までの距離を入力。
- レンズのところに20mmと入力。
- 再計算をクリック。
この単焦点レンズを使用するときには、大抵手の届く範囲で遊んでいるときなので、1mと入力しました。
そうすると、結果が出てきます。
F1.8のところを見ると、被写界深度が15cmとなっています。
このことから、顔の部分は全体的にピントが合っている範囲としていいと思いますが、前後にはピントが合っていないことになります。15cm以外の場所はボケます。
手前もクッキリさせたい場合には、F値を大きくしないといけなかったわけです。縦に寝そべって遊んでいるときの足の部分は1m近くの被写界深度が必要で、そうなってくるとF11にしないとダメ、ということのようです。(瞳などにピントを合わせた場合)
でも、そこまでしてしまうと、シャッタースピードは稼げないのが現状。(室内の場合)
そういう場合は被写体から少し離れての撮影するといいようです。
1m後ろに下がっただけでF2.8ぐらいで撮影すること被写界深度が1m弱までなります。
すべてを頭に入れる必要はないです。ですが、自分が使用している単焦点レンズでシチュエーションを想像して数値を入力し、ある程度の理解は必要かと思います。
そうすることによって、失敗作が格段に減ると思うので。
失敗が少し減れば写真撮影も楽しくなってきて工夫するようになると思います。
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