1インチセンサーを使用しているコンパクトデジタルカメラ市場が熱いです。
それぞれ違う特徴を備えているために、同じセンサーサイズでもメーカーによって違いが出てきます。
今回はパナソニックのLUMIX DMC-TX1とキヤノンのPowerShot G7 X Mark IIを比較してみました。
DMC-TX1 vs PowerShot G7 X Mark II
LUMIX DMC-TX1 | PowerShot G7 X Mark II | |
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撮像素子 | 1.0型 総画素2090万画素高感度MOSセンサー 原色フィルター | 1.0型高感度CMOS(裏面照射型) |
カメラ有効画素数 | 2010万画素 | 約2,010万画素 |
レンズ | 10群12枚(非球面レンズ9面5枚) LEICA DC VARIO-ELMARIT 光学10倍ズーム f=9.1-91mm(35mm 判換算:25-250mm)/ F2.8 - 5.9 | 9群11枚(両面非球面レンズ1枚、片面非球面UAレンズ1枚、片面非球面レンズ1枚、UDレンズ1枚) F1.8(W)-F2.8(T) |
手ブレ補正 | 静止画:POWER O.I.S.(ON/OFF可) 動画:アクティブモード(光学式)、5軸ハイブリッド手ブレ補正、傾き補正(レベルショット) | マルチシーンIS 補正効果(静止画IS時):4段(テレ端) |
フォーカス | [AFS(シングル) / AFF(フレキシブル) / AFC(コンティニュアス)] 、[AF / AFマクロ / マクロズーム / MF](メニュー切換え) オートフォーカスモード:顔・瞳認識 / 追尾 / 49点マルチ / カスタムマルチ(横/縦/中央, カスタム可) / 1点(エリア移動、エリアサイズ変更可) / ピンポイント クイックAF、アイセンサーAF、ローライトAF、星空AF、AF補助光、AFエリア選択、AF連続動作(動画時)、ワンショットAF(AF-ON)、シャッター半押しAF、シャッター半押しレリーズ、タッチAF、タッチパッドAF、AF+MF、MF枠移動、MFアシスト、MFガイド、フォーカスピーキング | TTLオートフォーカス、マニュアルフォーカス |
空間認識AF | Yes | |
合焦範囲 | 通常:50cm(W端) / 70cm (T端) - ∞ AFマクロ / MF / インテリジェントオート / 動画:5cm(W端) / 70cm(T端) - ∞ | オート:5cm~∞(W)/40cm~∞(T) マクロ:5cm~50cm(W) |
絞り | 多段羽虹彩絞り F2.8-8.0 | F1.8-F11(W)、F2.8-F11(T) |
iAズーム | 最大20倍 | |
EX光学ズーム(EZ) | 最大20倍 | 4.2倍 |
デジタルズーム | 最大4倍(iAズーム時は最大2倍) | 約4.0倍 |
ISO感度 | (静止画) オート / i.ISO / 80 / 100 / 125 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400 / 12800 / 25600 (1/3EVステップに変更可能) (動画) オート / 125 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400 (1/3EVステップに変更可能) | オート、ISO 125~12800 |
シャッター速度 | 60-1/2000秒(メカシャッター)、1-1/16000秒(電子シャッター) | 1~1/2000秒(撮影モード:オート) |
モニター | 3.0型 静電容量方式タッチパネル 約104万ドットモニター | 3.0型TFTカラー液晶(約104万ドット)、アスペクト比3:2、チルトタイプ |
視野率 | 100% | 約100% |
画質モード | RAW / RAW+ファイン / RAW+スタンダード / ファイン / スタンダード | ファイン、ノーマル JPEG(Exif2.3)、RAW(14ビット、CR2) |
連写撮影 | メカシャッター時 高速(H):約10コマ/秒(AFS時) / 約6コマ/秒(AFC時) 中速(M):約6コマ/秒(ライブビュー時) 低速(L):約2コマ/秒(ライブビュー時) | 約8.0枚/秒(30枚まで) JPEG |
4Kフォト | Yes | |
動画撮影 | MP4: 4K 30p:3840x2160(約100Mbps) センサー出力 30コマ/秒(AAC) 4K 24p:3840x2160(約100Mbps) センサー出力 24コマ/秒(AAC) FHD 60p:1920x1080(約28Mbps) センサー出力 60コマ/秒(AAC) FHD 30p:1920x1080(約20Mbps) センサー出力 30コマ/秒(AAC) HD 30p:1280x720(約10Mbps) センサー出力 30コマ/秒(AAC) VGA 30p:640x480(約4Mbps) センサー出力 30コマ/秒(AAC) | フルハイビジョン:1920 × 1080(60fps:約35Mbps/30fps、24fps:約24Mbps) ハイビジョン:1280 × 720(30fps:約8Mbps) スタンダード:640 × 480(30fps:約3Mbps) |
水準器 | Yes | |
Wi-Fi | Yes | Yes |
静止画撮影可能枚数 | CIPA規格: 約300枚 (モニター時) / 約240枚(ファインダー時) | 約265枚(液晶モニター表示時) 液晶モニター非表示不可、約355枚(エコモード時) |
連続撮影可能時間 | 約100分(AVCHD/FHD/60pモード) | |
大きさ(幅・高さ・奥行き)(CIPA準拠) | 約110.5 x 64.5 x 44.3mm(突起部を除く) | 105.5 × 60.9 × 42.2mm |
質量 | 約310g(本体、バッテリー、メモリーカード含む) 約268g(本体) | 約319g(本体、バッテリー、メモリーカード含む)/約294g(本体) |
撮影目的の違い
キヤノンのPowerShot G7 X Mark II、ファインダーがないモデルとなっています。
チルト液晶により、液晶画面が上に180度可動するため、自撮りには向いているモデルとなっています。
また、レンズのF値が小さいため、室内でも使いやすいモデルになっているように思います。
お花撮影では下から見上げるようなアングルにしてみたり、腕を上に伸ばして撮影しないといけないようなときにでも、チルト液晶により困らずに撮影できそうです。
前モデルよりも上のクラスとなる映像エンジンを使用することにより、ストレスが少ない撮影ができるようです。
パナソニックのLUMIX DMC-TX1はファインダーがあり、液晶は可動式ではありません。
タッチパネルとタッチシャッターは採用されているので、ファインダーでの撮影だけではなく、スマホと同じような感じでも撮影が可能となっています。
水準器表示が可能となっているので、上下左右のバランスを見ることができるのもいいですね。
グリッド表示だけだと、ちょっと心もとないときがあったりしますが、水準器表示があると景色撮影ではとても役に立つことと思います。
パナソニックでは1インチセンサーのカメラにも4Kフォトが組み込まれていて、一瞬を逃さずに撮りたいと思っているときには役に立ちそうです。
液晶が可動式ではないので、下からのアングルとかには難しそうです。
子供と遊んでいるときの撮影では、下を向いて集中している子供を下からの撮影がしたいときなどには、ちょっと難しいでしょう。
最後に
子供撮影を中心に考えると、PowerShot G7 X Mark IIが魅力的です。
撮影モードも多数あり、色々と楽しめそうな感じがしました。
可動式液晶は便利です。
F値1.8というのも魅力的ではないでしょうか。室内撮影ではとても便利になると思います。
イベントごとや、外出先では重宝しそうに思います。
ズームや連写、4Kフォトなどを重視するのであれば、LUMIX DMC-TX1がいいでしょう。
1インチセンサーのカメラ市場、とても魅力的な商品が多いですね。
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