キヤノンから4月に発売される予定の一眼レフエントリーモデル「EOS Kiss X80」。
すでに発売されている、一眼レフ「EOS KissX 8i」との違いが気になったので比較してみました。
キヤノン EOS Kiss X8iとEOS X80を比較してみる
EOS KissX 8i | EOS Kiss X80 | |
---|---|---|
撮像素子 | 高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー | 高感度・高解像度大型単板CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約1800万画素 |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
セルフクリーニングセンサーユニット | Yes | No |
映像エンジン | DIGIC 6 | DIGIC 4+ |
動画記録サイズ | Full HD | Full HD |
静止画記録画素数 (最大) | 6000×4000(JPEG L/RAW) | 5184×3456(JPEG L/RAW) |
シャッター速度 | 1/4000~30秒、バルブ | 1/4000~30秒、バルブ |
連続撮影速度 | 最高約5コマ/秒 | 最高約3コマ/秒 |
ISO感度 | ISO100~6400自動設定 | ISO100~6400自動設定 |
AF測距点 | 19点 | 9点 |
視野率 | 上下左右とも約95% | 上下左右とも約95% |
液晶モニター | ワイド3.0型/TFT式カラー液晶モニター 約104万ドット | 3.0型/TFT式カラー液晶モニター 約92万ドット |
Wi-Fi | Yes | Yes |
NFC | Yes | Yes |
撮影可能枚数 ファインダー使用時 | 約550枚 | 約600枚 |
撮影可能枚数 液晶モニター使用時 | 約200枚 | 約190枚 |
大きさ | 約131.9(幅)×100.7(高さ)×77.8(奥行)mm(CIPA基準) | 約129.0(幅)×101.3(高さ)×77.6(奥行)mm(CIPA基準) |
バリアングル液晶 | No | Yes |
質量 | 約555g | 約485g |
一眼レフデビューを考えるとどちらがいいのか?
以前の記事では旧モデルであるEOS X70との比較をしてみました。
ここでは、使いやすさを考えると新しいモデルであるEOS Kiss X80の方が良さそうに思いました。
キヤノンではほかにもエントリーモデルとして発売されている機種があります。
上記のようにEOS KissX 8iと比較してみると、差がある部分はありますが、大抵の部分が同等でもあります。
映像エンジンの差は連写性能だったり、処理能力だったりと使うときに少しでもストレスなく使いたい場合は新しい映像エンジンを使用しているEOS KissX 8iが有利だと思います。
画素数の違いもありますが、使用目的が普通の写真サイズでのプリントだったり、テレビ画面でみることを目的としているのであれば、少し少ない数字のEOS Kiss X80でもまったく問題ないように思います。
単純に「一眼レフデビュー」を考えると、EOS Kiss X80がお得に思えます。
EOS KissX 8iと比較をしても、現時点(2016年3月末)で2万円~3万円ほど安く購入することが可能のようです。
単焦点レンズを追加購入することを目論んでEOS Kiss X80を購入して写真撮影を楽しむのが良さそうに思いました。
子供撮影にはEOS KissX 8i
子供撮影を考えると、ここはやはりEOS KissX 8iがいいでしょう。少しお値段はりますが、便利さが違うように思います。
EOS Kiss X80は液晶が固定されています。
EOS KissX 8iはバリアングル液晶。
この点はかなり大きな違いではないでしょうか。子供撮影を主に考えているのであれば、可動液晶はあったほうが便利です。
以前から書いていますが、子供が真剣に遊んでいるときには大抵下を向いています。バリアングル液晶だったり、チルト液晶がとても便利です。
カメラに向かって笑顔の写真も大事ですが、真剣な表情も欲しいときには液晶が可動するかどうかを確認したほうが良いと思います。
最後に
「なんでこんなに沢山出すんだろう?」とキヤノンのニュースを読みながら思ったりしていましたが、比較して考えてみるとそれぞれに使用用途が違ったり、ターゲットが違ったりしているようですね。
僕の中では、「子供を撮影するには?」ということを最初に考えながらのカメラ選びになりますが、子供がいない場合、いたとしても撮影対象ではない場合には、必要のない機能が省かれていてその分安価で購入でき、必要であれば追加でレンズ購入も考えられるモデルとしての立ち位置にあるカメラも必要ですね。
コメント