写真撮影で必要なものは、カメラ本体とレンズ。
さぁ、撮影を始めるぞ。
と意気込んだものはいいものの、カメラの設定をシッカリとしていないと後で後悔してしまいます。
意外と忘れがちなのが、カメラのアスペクト比。初期設定のまま撮影をしていて、あとで写真をシェアしたときや、動画の合間に写真を挿入した場合に
なんだこれ?
写真がなんかぐしゃっとなっている気がする
となるときがあります。そのような事態になることを避けるためにも、カメラのアスペクト比をシッカリと考えて、設定をしてから撮影にのぞみましょう。
そもそも「アスペクト比」とは何か?
簡単に言えば、「横と縦の比率」です。
インスタでは「1:1」の正方形が使用されています。
フルサイズカメラは「3:2」となっています。
写真をプリントする場合には、L判と呼ばれるものの比率が大体「3:2」なので、「3:2」が主流でしたが、色々なセンサーサイズが開発されたり、スマホの普及もあり色々なアスペクト比が今ではあります。
YouTubeのアスペクト比は「16:9」
動画に写真も挿入して、旅行の時の動画を作成したり、子供と公園で遊んだ時の動画を作成してはYouTubeにアップロードして家族と共有しています。
パソコンやスマホで鑑賞する場合のアスペクト比は基本的に「16:9」のアスペクト比となっているので、共有を考えると「16:9」が便利なのではないかと思っています。
スマホで動画を撮影するときも、僕の場合は基本的に横持ちで撮影をしています。横持ちで撮影をしていれば、あとでスマホで撮影をした動画と、ミラーレスでの動画と、写真を組み合わせて1つの動画にするときに違和感のない動画を作成することができます。
正解のアスペクト比はない
ご自身が使用するうえで、使いやすいアスペクト比を使用することをおススメします。
写真をプリントする機会が多い場合には、「3:2」や「4:3」での撮影をしていると、プリントをしたときに上下左右切り取られる部分が少なく、撮影をした時とほぼ同じような形でプリントできるかと思われます。
写真を家族内で共有していて、スマホやパソコンでの閲覧がほとんどの場合には、どのアスペクト比でも構わないと思っています。
僕の場合は、写真をソフトを使用したりしてアルバム風にして家族に見せる場合が多いです。そのようなときには、動画にしやすい「16:9」のアスペクト比を使用しています。
このアスペクト比を使用すると、動画にしたときに「3:2」だと左右が余ったり、上下が切り取られたりしてしまいますが、「16:9」のアスペクト比を使用していると、画面いっぱいに写真が切り取られることなく表示されます。
左右に余白が欲しい方は、「3:2」のアスペクト比を使用するといいでしょう。ただし、上下に余裕をもって撮影をしておかないと、切り取られてしまう場合があります。無理やり「16:9」の動画に挿入することも可能ですが、押しつぶされたような写真が表示されて、せっかくの作品に違和感が出てしまいます。
よく動画も撮影して、動画の合間に写真を挿入したりもしています。連写した写真を短い時間何枚も表示したりして、あえて滑らかではないように表現をしたりしているのですが、そのときには「16:9」のアスペクト比だと、動画の途中で写真が挿入されていても、左右に余白がくることなく、また、上下を切り取られることもなく、スムーズに表示されて、違和感がないので、「16:9」のアスペクト比をよく使用しています。
縦に写真撮影をする場合には、「3:2」や「4:3」のアスペクト比がおススメです。
理由は「16:9」のアスペクト比で縦位置で撮影をすると、異常に縦長の写真になってしまうからです。そのような写真を撮りたいとき以外は、縦撮影をする場合には「16:9」は避けたほうがいいのではないかと思っています。
ファンクションキーにアスペクト比変更を割り当て
どのカメラにも、今では「ファンクションキー」や「ショートカットキー」などがあります。どこかのボタンに「アスペクト比変更」ボタンを割り当てて、直ぐに切り替えができるようにしていると、撮影がスムーズに進むと思います。
僕自身は、子供写真や家族で共有予定の写真は「16:9」で撮影。
個人的に作品として販売を考えている写真は、フルサイズの「3:2」で撮影が多く、「16:9」は少なめです。
僕の場合、撮影しているアスペクト比の比率としては、「16:9」が圧倒的に多いと思います。子供撮影がメインですし、動画の合間に写真を挿入したりすることを考えてほぼほぼ「16:9」のアスペクト比を使用して撮影をしています。
アスペクト比「16:9」と「3:2」を比較
実際に撮影をした写真で比較してみましょう。
まずアスペクト比、16:9
アスペクト比、3:2
同じ日に同じところから撮影しています。左右上下の写りの違いがよく分かるのではないでしょうか。
最後に
カメラのアスペクト比はいくつか種類がありますが、「正解」はあなたが決めるアスペクト比が正解です。
使用用途によって、ご自身で使いやすいアスペクト比で撮影を楽しんでください。
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