ネット上ではよく「幼稚園のお遊戯会(発表会)では明るいレンズが必要になる」と書かれることが多いです。それはなぜでしょう?
12月初め、子供の幼稚園にてクリスマスをテーマにしたお遊戯会(発表会)がありました。
特に撮影の制限はないので、カメラを持参して撮影してみました。
主に使用したのはSEL70200Gで、全体を撮影する場合にはSEL1635Zも使用しました。
SONY(ソニー) Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z
SONY(ソニー) FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G
どちらのレンズもF値2.8に比べるとシャッタースピードが倍になってしまいます。
f2.8のときにシャッタースピードが1/500だとすると、f4のときにはシャッタースピードが1/250となってしまいます。
ピントこないかもしれませんが、カメラにとっては結構大きな違いです。動いている子供であれば尚更。やはりF値が小さいレンズのほうがお遊戯会(発表会)では活躍します。
照明があっても暗い
お遊戯会は多目的ホールのようなところで行われました。体育館とはまた違います。
カーテンは閉め切っていて、ステージ上には上からライトがあたるようになっていて、明るくなっています。
ですが、人間の目で見た状態と、カメラを通して見るのとではかなり違います。
目は慣れてきて、「最初は暗い」と思っていても段々と慣れてきます。ですがカメラは違います。
そのためISO感度をあげての撮影になりました。
幼稚園や小学校によって明るさは違うと思いますが、レンズキットにあるようなF値5.6などになるようなレンズではなく、F値4固定のレンズやF値2.8のレンズが便利だと思います。
各社F値2.8のレンズとF値4のレンズとでは値段の差があります。当然ですね。
僕が使用したのはSEL70200Gです。ステージから1列目までは2mほどの距離があり、パイプ椅子が15列並び、その後ろからの撮影となりました。
後ろの方では、左右に動くことは許されていたのですが、前方へはいけません。
SONY(ソニー) FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G
ほとんどの場合200mmの画角を使用。シャッタースピードは1/100や1/250となり、ISOは平均5000付近でした。手振れ補正の恩恵もあり、手振れ写真は少なかったように思います。
子供が動いていないときには問題はなかったのですが、動き始めるとちょっと厳しかったです。
キヤノンの望遠ズームレンズ
キヤノンの望遠ズームレンズをみてみましょう。
Canon(キヤノン) EF70-200mm F4L USMレンズ内手振れ補正がありません。
Canon(キヤノン) EF70-200mm F4L IS USMレンズ内手振れ補正あり。
Canon(キヤノン) EF70-200mm F2.8L USMレンズ内手振れ補正がありません。
Canon(キヤノン) EF70-200mm F2.8L IS II USMレンズ内手振れ補正あり。
Canon(キヤノン) EF200mm F2.8L II USMレンズ内手振れ補正がありません。
最後は単焦点レンズです。画角が200mm固定なので、画角が決まっているのであれば単焦点レンズもよいのではないでしょうか。
キヤノンはカメラ内手振れ補正は採用していません。そのため、レンズ内手振れ補正を使用しない限り、手振れ補正は行われないため買うときには注意が必要です。
「IS」の表記があるレンズをおススメします。
室内撮影においては、シャッタースピードが遅くなってしまいます。手振れ補正があったほうがある程度安心して撮影ができるように思います。
すべてのレンズはフルサイズ対応となっており、フルサイズでもAPS-Cでも使用可能です。そのため、現在APS-Cを使用していて将来フルサイズへ移行する予定であっても、レンズは使い続けることができます。
ニコンの望遠ズームレンズ
フルサイズ対応レンズ。DXフォーマットでも使用可能なレンズです。
Nikon (ニコン) AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VRレンズ内手振れ補正あり。
Nikon(ニコン) Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D EDレンズ内手振れ補正がありません。
Nikon(ニコン) AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIレンズ内手振れ補正あり。
ニコンもキヤノンと同じく、カメラ内手振れ補正は採用していません。「VR」の文字があれば、レンズ内手振れ補正が採用されているレンズです。
最後に
F値が小さいレンズは値段が高めです。買うのには躊躇する場合が多いと思います。
写真撮影後、見直したときの違いは大きいと思います。
子供のお遊戯会(発表会)、隣ではレンズキットにて撮影していたお父さんたちが手振れ写真が多く嘆いていました。
お遊戯会後に話をして写真を見せてもらったら、シャッタースピードが1/10とかでした。手振れ補正付のレンズでも難しいようです。
手振れ写真は、後で補正ができないのでどうしようもないです。
高感度撮影でも対応できるとは思いますが、ザラザラ写真をあとで修正して、色潰れなどが起きてしまっても悲しいです。
そうなってくると、F値を考えて、値段が高いけれども撮影後に後悔しない写真が撮れる方がいいのではないでしょうか。
イベントごとのチャンスは1度です。失敗しないように備えておくに越したことはないでしょう。
標準ズームレンズと望遠ズームレンズを持っていき、全体を撮ったり子供をアップで撮ったりとお遊戯会を見ながら写真撮影も楽しんでみてはいかがでしょう。