子供撮影の場所は外だけとは限らず、家の中での撮影も多いかと思います。
その時に問題になるのが、光の量。
人間には十分な明るさでも、カメラで撮影するときには暗い場合が多いです。
撮影ができても、見直してみたらブレている写真しか残っていない場合があるかと思います。
そのときには、フラッシュを使用しての撮影も考えないといけなくなってきます。
F値が小さいレンズを使用することによって、レンズキットで買ったときに箱に入っているレンズよりもシャッタースピードをはやくすることが可能となりますが、それでも限界があります。
カメラには、内蔵フラッシュが付属している場合がありますが、子供の後ろに影が出てきてしまったり、中心は明るいけれども周りが暗い状態になることもあります。
このような状況のときには、どのように対処すればいいのでしょうか?
内蔵フラッシュで撮影してみる
まずは、カメラのフラッシュを使用せずに撮影をしてみました。
使用機材は「Panasonic G1」です。このカメラは僕が初めて買ったミラーレス一眼。
今ではDMC-G8まで登場しています。
さて、家の中で撮影。外は雨。室内の電気は普段通りの明るさにしています。
使用レンズは「ルミックス G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH/MEGA O.I.S.」
写真自体は特にいじっていません。
問題が無いようにも思うのですが、この時の撮影はシャッタースピードが1/6となっていました。
動かない物を撮影するときには、特に問題が無いようにも思います。そのときには、もっとシャッタースピードを遅くして撮影することによって、明るく撮影することも可能となるかと思いますが、子供撮影ではそうはいきません。
何せ、動きます。そうなってくると、ブレている写真が増えてくることと思います。
手元だけがブレている写真は、絵を描いているときなどは躍動感が出ている感じで個人的には特に問題としませんが、顔や体がブレていると結構酷い写真になることがあります。
カメラに内蔵されているフラッシュを出して撮影をしてみようと思います。
↑このような写真になる場合が多いのではないでしょうか?
被写体に光は当たってはいるけれども、後ろの壁に影が出てきてしまい、あまり美しい感じでは無いように思います。
動きがある被写体を止めることはできたり、被写体を明るくすることはできていますが、満足できない写真になるかもしれません。
ルミックス G X VARIO 12-35mm/F2.8 II ASPH./POWER O.I.S.
↑のように、F値の小さいレンズを使用することも可能です。
このレンズを使用することによって、f2.8で撮影するとシャッタースピードを少し早くすることも可能となりますし、ISO感度も低いままでの撮影も可能になることかと思いますが、逆にF値の小さいレンズを使用することによって、ピントが合わない部分も出てきます。被写界深度がF値が小さいと浅くなり、ピントの合う部分が少なくなります。
となると、やはり外部ストロボが必要になってくる場面が出てくるように思います。
外部ストロボを使用して撮影をしてみました。
上記2枚は現在主に使用しているα7 IIにVario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSを装着し、外部ストロボを取り付けています。
1枚目の写真は、ストロボの光る部分を天井に向けて撮影しています。
「バウンス」というもので、光を天井にバウンスさせて被写体に光が当たるようにしています。
上の部分が少し白とびをしているようですが、全体的に明るい写真になり、影が出来ていないので個人的には満足のいく写真に出来上がっています。
赤ちゃん撮影でもバウンスは使えるように思います。
直接光を当てるのは避けた方が良いようですので、天井にバウンスさせての撮影などは大丈夫かと思われます。ただし頻度は少なめに。
太陽を直接見るよりも、目への影響は少ないようですが、限度はありますので考えながらの撮影を。
「バウンス」はとても便利なのですが、撮影場所の天井や壁の色に気を付けないといけません。
白い色であれば問題はないのですが、色がついているようなところでは反射しないところや、壁の色が被写体に反射してしまい、自然な色にはならないときがあります。
また、天井や壁が撮影者から遠いと、光が届かずストロボの意味を失くしてしまうことがあるので、注意が必要です。
反射させる角度なども調節する必要があったりするので、家にある人形などを被写体に見立てて練習して感覚を身に着けておいた方がいいように思います。
外部ストロボはカメラメーカーがそれぞれ純正のストロボを発売していますが、サードパーティ製の外部ストロボも多々あります。
僕は、純正のストロボに興味はありますが、値段が高く今はサードパーティ製の外部ストロボを使用しています。そのうち純正のば欲しいなぁとは思ってはいるのですが・・・。
次回は各社のストロボを見てみようと思います。
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