ニコンから発表されたコンパクトデジタルカメラの「ニコン COOLPIX B700」と「
ニコン COOLPIX B500」をピックアップしたいと思います。
パッと見は同じような感じですが、比較してみると全然違いますね。
子供撮影にはとても活躍してくれそうなカメラだと思います。
運動会などではかなり便利なカメラとなるのではないでしょうか。
COOLPIX B700とCOOLPIX B500を比較してみる
撮像素子 | 1/2.3型原色CMOS | 1/2.3型原色CMOS |
総画素数 | 2114万画素 | 1676万画素 |
レンズ | 光学60倍ズーム、NIKKORレンズ | 光学40倍ズーム、NIKKORレンズ |
焦点距離 | 4.3-258mm(35mm判換算24-1440mm相当の撮影画角) | 4.0-160mm(35mm判換算22.5-900mm相当の撮影画角) |
開放F値 | f/3.3-6.5 | f/3.3-6.5 |
電子ズーム倍率 | 最大4倍(35mm判換算で約5760mm相当の撮影画角) 動画設定が[2160/30p]または[2160/25p]のときは最大2倍(35mm判換算で約2880mm相当の撮影画角) | 最大4倍(35mm判換算で約3600mm相当の撮影画角) |
ダイナミックファインズーム | 最大2倍(35mm判換算で約2880mm相当の撮影画角) | 最大2倍(35mm判換算で約1800mm相当の撮影画角) |
手ブレ補正機能 | レンズシフト方式(静止画) レンズシフト方式と電子式の併用(動画) 5.0段(静止画) | レンズシフト方式(静止画) レンズシフト方式と電子式の併用(動画) 3.0段(静止画) |
ファイル形式 | 静止画:JPEG、RAW 動画:MP4(映像:H.264/MPEG-4 AVC、音声:AACステレオ) | 静止画:JPEG 動画:MP4(映像:H.264/MPEG-4 AVC、音声:AACステレオ) |
ファインダー | 電子ビューファインダー、0.2型液晶、約92万ドット | なし |
視野率 | 撮影時:上下左右とも約100%(対実画面) | |
シャッタースピード | 1/4000~1秒 | 1/1500~1秒 |
セルフタイマー | 10秒、2秒 | 10秒、2秒 5秒([自分撮りタイマー]) |
連写機能 | 単写、連写H[約5コマ/秒で約5コマ] | 単写、連写H[約9コマ/秒で約7コマ(16M)] |
ISO感度 | ISO 100~1600、ISO 3200(P、S、A、Mモード時に設定可能) | ISO 125~1600、ISO 3200および6400(オート撮影モード時に設定可能) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 | コントラスト検出方式 |
撮影距離範囲 | 先端レンズ面中央から約50cm~∞(広角側)、約2.0m~∞(望遠側) マクロAF時は先端レンズ面中央から約1cm~∞(広角側) | 先端レンズ面中央から約30cm~∞(広角側)、約3.5m~∞(望遠側) マクロモード時は先端レンズ面中央から約1cm~∞(広角側) |
4K動画 | あり | なし |
モニター | 広視野角3型TFT液晶モニター、反射防止コート付き、約92万ドット(RGBW)、輝度調節機能付き(6段階)、バリアングル方式 | 広視野角3型TFT液晶モニター、反射防止コート付き、約92万ドット、輝度調節機能付き(5段階)、チルト式(下方約85°、上方約90°可動) |
Wi-Fi | あり | あり |
使用電池 | Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL23(リチウムイオン充電池:付属)×1個 | アルカリ単3形電池、リチウム単3形電池のいずれかを各4本 |
電池寿命 | 静止画撮影時 約420コマ(EN-EL23使用時) 動画撮影時 約1時間30分(EN-EL23使用時) | 約600コマ(アルカリ電池使用時) 約1時間30分(アルカリ電池使用時) |
寸法(幅×高さ×奥行き) | 約125.0×85.0×106.5mm(突起部除く) | 約113.5×78.3×94.9mm(突起部除く) |
質量 | 約570g(電池、メモリーカード含む) | 約542g(アルカリ単3形電池、メモリーカード含む) |
違うのはズーム倍率だけではない
見た目は同じような感じになっていますが、中身は別物という感じです。
このクラスでは世界最小・最軽量ボディーを実現し、最大1440mm(35mm換算)の超望遠が可能な、光学60倍ズームカメラ。
広角側は24mm(35mm換算)となっています。
ファインダーがあり、バリアングル液晶を採用しています。
そのため、外での撮影では天気がいいと画面が見にくいときがありますが、そのようなときにはファインダーを使用して撮影をしたり、バリアングル液晶を見やすい角度に調整しての撮影が可能となります。
手振れ補正はシャッタースピード5段分となっていて、ズームしたときには役立つのではないでしょうか。
シャッタースピードは1/4000が可能となっていて、ミラーレス一眼や一眼レフと同等のシャッタースピードを得ることができます。
ISO感度は3200までとなっているので、主に外での撮影や、明るい室内での撮影が適していると思われます。
リチャージブルバッテリーを使用していて、満充電で約420コマの撮影が可能となっています。(タブレットやスマホと常時接続していない場合)
充電はマイクロUSBを使用しての充電となります。
RAWでの撮影が可能となっています。RAW現像を多用する方にはうれしい点かと思います。
撮影後に画像劣化を防ぎつつ画像の編集と現像ができます。
RAW+JPEGの同時記録も可能となっている点も特徴かと思います。
動画に関しては7分の音声付4KUHDムービーに対応しています。
静止画きりだしも可能となっているので、動画で撮影しておき、あとで静止画として切り出して保存しておくこともできます。
フルHD動画は最長26分までの連続撮影が可能となっています。
光学40倍ズームを採用。広角側は22.5mm(35mm換算)から望遠端は900mm(35mm換算)。
手振れ補正はシャッタースピード3段分となっています。
チルト液晶を採用していて、ローアングルやハイアングルでの撮影が可能。
ファインダーは使用していません。
バッテリーは乾電池を採用。バッテリーが切れてしまったら、旅先であっても購入して交換できるのは魅力的ですね。専用バッテリーを持ち歩く必要はありません。
動画はフルHDを採用。最長29分まで撮影が可能となっています。
色々なピクチャーモードやプリセットがあり、カメラ任せで撮影を行うことを前提にしているのであれば、とても使いやすいと思います。
逆に自分で色々と設定を変更したい場合には、このカメラでは満足できないと思います。
最後に
見た目は同じような感じに仕上がっていますが、中身は違います。
ニコン COOLPIX B700は設定変更したりできて、ファインダーもあり、RAW撮影も出来て、一眼レフなどに近い感じでの撮影が可能となっています。
ニコン COOLPIX B500はカメラ任せでの撮影に向いているように思います。
撮影時にカメラ側のモードダイヤルで設定すると、カメラが自動的に状況判断をして撮影者は被写体にピントを合わせてシャッターを切るだけでとても簡単に撮影できると思います。
ほかのコンパクトデジタルカメラでは望遠側に少し不足が感じられた方には向いていますね。
共通点としてSnapBridgeを採用していて、タブレットやスマホと常時接続が可能となっていて、撮影をしたらJPEGの画像がタブレットやスマホに自動送信されます。SNSへのアップに使用する場合にはとても便利です。
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