レンズを購入するにあたり、結構大事な数字がF値。(えふち)と読みます。
これは簡単に書くと「F値が小さいと光がたくさん入ってくる」ということらしいです。
色々な要素があり複雑なところもあり、一概には言えませんが、初心者の僕としてはこの程度の理解でいいように思っています。
で、レンズに光がたくさん入ってくると、いいことがあります。
それは、「シャッタースピードが稼げる」ということです。
シャッタースピードが稼げるとは
単純に、言葉通りでシャッタースピードを早くすることが可能、ということです。
シャッタースピードが遅いと、手振れ写真になってしまいます。(被写体が動いていない場合)自分は動いていないと思っていても、ちょっとブレた写真になっているはずです。
室内で子供の撮影を行っている方だとわかるかと思いますが、基本子供はじっとしてくれません。たまにカメラを向けると、動かないお子さんもいますが、大抵は待ってくれないのではないでしょうか。
F値が3.5だったりすると、シャッタースピードを稼ぐためにISOの数値が大きくなってしまったりしますが、それだと少しザラついた写真になってしまいます。これは光がレンズにたくさん入ってこないためにISOの数値を上げることによって高感度撮影にしているわけですが、納得のいかない写真になってしまったりしてしまいます。
せっかく子供が楽しく遊んでいる写真を撮ろうと思っても、後でガックリすることとなってしまいます。
そうならないためには、レンズに光をたくさん入れる必要があります。そこで必要になってくるのがF値の小さいレンズが必要になってきます。
レンズキットのレンズですと大抵F3.5からのレンズになりますが、単焦点レンズだとこのF値が1.4だったり、1.8だったりします。
この数値だと室内撮影だと今までブレた写真ばっかりだったりしたものが、きれいに撮れるようになってきます。
よく言われている数値があります。
手振れしない写真のシャッタースピード=1/焦点距離
この方程式の「焦点距離」は35mm換算での数値になっているようです。
そのために、自分が所有しているカメラのセンサーサイズによって計算しないといけませんが、APS-Cのカメラを使用している場合は、使用している焦点距離×1.5。マイクロフォーサーズの場合は使用している焦点距離×2の数値を入れるといいと思います。
APS-Cで焦点距離18mmのレンズの場合、焦点距離は27mmとなり、方程式上ではシャッタースピードが1/27よりも早ければ、手ぶれしない写真が撮れるというのが一般的な考え方かと思います。
とは言え、個人差がありますので、ご自身で一度確かめてみるのがいいと思います。
セオリーは万人に共通ではないので。
僕の場合は、この方程式にはまっているように思います。部屋の中での撮影では、パナソニック LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.を使用した場合だと、シャッタースピードが1/40までなら、なんとか大丈夫ですが、それよりもシャッタースピードが遅くなると手ぶれ写真になってしまっています。(ISO100の場合)
僕が所有している単焦点レンズのF値は1.7と1.8があります。
これだと夕方の室内で電気をつけた状態で止まっている子供を撮る場合、シャッタースピードがISO800未満にした場合、1/125まで稼ぐことができます。
この場合、おもちゃで座って遊んでいるときの姿などは撮影できたりしています。
手元がブレていることはありますが、僕の中では「躍動感」で処理しています。
所有しているカメラにより、どこまでISOを上げてもいいかは人それぞれですが、今僕が所有しているものではISO800ぐらいまでは大丈夫だと思っているので、なるべくこの数値より大きい数値を使わないようにしています。
自分のカメラでの許容範囲を知っておくのも大事かもしれませんね。
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